きたていっくのいつでも休憩中。その3

制作の合間に考えている事。

自立支援医療や障害者手帳について

ここ何日か雪が降っていて外出がままならない。

外出しようと思ったら出れなくもないが、路面に雪が積もっていたり、凍っていたりして運転緊張するし、最悪、事故に会う確率も高めだから、家でゆっくり作品制作をしている。

雪の中、少し散歩してきた。

今日は僕が行政から受けている「自立支援医療」という制度についての考察。

これは「自立支援医療受給者証」というのを交付されると精神通院が1割負担になる制度。

僕は二十年以上前から受けている。

就労継続支援B型作業所に通っていたより少し前の頃だと思う。

その時は、精神疾患の人が通院で使えるお得な制度ぐらいに思っていたけれど、今は考え方が少し変わって少し前向きな解釈をするようになった。

文字通り「自立支援」という名前に表れている通り、市から「自立することを支援します」という制度。

作業所で一緒に作業していた人たちも皆さん受けられていて、僕らにとっては当然の権利だと思っていた。

でも、会社に行けなくなり最終的に社会からドロップアウトして、何とか自立を目指してもがく中で、ずっと受けてきたこの制度について、ある意味「言葉通り」の受け取り方をするようになった。

「自立」というのが僕にとっては「開業」することであり、自分で生み出した売り上げをもとにして生活していく事。

また、「支援」というのは、それを実現する為に、特別に行政からのサポートを受けることができるという事。

そんな解釈。

市役所では作業所にも通えなくなって、ため息をつかれたこともあったけれど、行政もそんなに財源があるわけではない中で、最大限の支援をしてくれていて、精神科通院にかかる2割分を負担していただいているのだなと改めてありがたく感じて、考え直して捉えなおした。

「自立支援」という名の制度ができた経緯、名の由来は知らないけれど、精神疾患の人たちに対する行政からのエールがあったのではないかと勝手に想像してる。

 

また、障害者手帳に関しても思う所がある。

これに関しては、無料で美術館に入れるという、芸術家として使わない理由がないメリットがあり、僕は本当にありがたく思っている。

その美術館の作品から得られたアイデアやインスピレーションなどは、考えようによっては行政サポートのシステム経由で得られたものだと思うから、そのアイデアを何かに変換し形に変えて、何らかの形で社会にお返ししたい思いが大きくなってきた。

今現在、アート作品の売り上げとしては、生活できるというレベルではないが、いつかはそうなりたいし、仮になれなかったとしても、常に目指していきたいと思う。それが「支援」を受けている側の本来的な解釈だと思う。

そんな訳で、毎日作品制作が中心の生活を送っている。

行政の制度を、自分に都合よく解釈している部分があるかもしれないけど、こういった感謝に根差した考え方は、誰も損する事が無くて、良い事ばかりだから、どんどんしていって良いと思う。

これからも多くの挫折、ある時は、精神疾患関連の絶望もあるかもしれない。

それでも、僕は一歩でも前に進み、自立を目指していきたいと思っている。

完全に社会から落ちこぼれた事によって、逆に、そういう自立への道筋を歩んでいける貴重な立ち位置にいる気がするから。

 

今回もお読みいただきありがとうございました。

それではまた!